カリンの宿(花梨客棧)

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龍門ビーチクリーンと作秀

先日、澎湖の東端にある龍門ビーチにビーチクリーンに行ってきました。

当日は、天気が悪く、風も真冬並みの強さで今にも雨が降り出しそうでした。

ビーチに行くと、すでに車で駐車場がいっぱいでした。
今回は1000人以上を動員して徹底的にゴミ除去を行う(と信じていた)ので、特に驚きませんでした。

会場に着くと夥しい数の人。

会場1

会場には、ステージが設営され、小学生たちが出し物の準備をしていました。
会場2
ステージ

ゴミ拾い開始を待ちます。
待ち

なかなか始まりません。。
出し物、政府関係者の挨拶、来賓の紹介、延々と続きます。。
察しました。これは政府が今後ビーチクリーンの実績をアピールするためのショーなんだと。
こういうのを中国語で「作秀(日本語訳:パフォーマンス)」といいます。
待ちくたびれて座り込む人もちらほら。
待ちくたびれ

結果的に、待ちきれずしびれを切らして私たちは先にゴミ拾いを開始しました。
会場を後にします。
ゴミ拾い開始

砂浜にはたくさんのゴミがありますが、それ以上に強風で後ろの草原に飛んだものがたくさんあるのでまんべんなく全体的にゴミ拾いを行います。
砂浜のゴミ
全体

ゴミを拾い始めてから1時間も経たないうちに、どんどん撤収していきます。待ち時間より短かったです。
片手間でゴミ拾いに来た人もいました。
ある人は飲んだミネラルウォーターのペットボトルをポイ捨てしていました。
いったい何しに来たんでしょうか。。
そして、みんな参加景品をもらって帰って行きます。

結果的にゴミはかなり減ったんですが、まだ全てではないですし、せっかくこんなに人を集めたのに1時間足らずで終わらせるのもどうかと思いました。
一緒に参加したお客さまも、日本だったらこんなの有り得ないと首をかしげていました。

昔、中学校の頃に、10人を10分待たせたら100分待たせたことになるというのを習いました。
これは今思えば工数計算そのものですが、政府はこの計算ができないのでしょうか。1000人を1時間待たせたら、約42日分の工数を失うということを。

まとめ

今回は1時間弱でペットボトルを250個程度拾いました。
でも多分一生懸命やってた人はイベントの性質から考えてそんなに多くないと思います。
確かにゴミは減りましたが、無駄が多いですし、会場設営や片付けでも間違いなくゴミは発生していますし、やはり景品もらうのもボランティアなのにおかしいと思うし、金払ってプロに任せたほうが早いのでは?
いろいろと疑問が残りましたが、政府の作秀と割り切って締めたいと思います。

ゴミ


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