2019 元宵節の記録2~ 黃金龜回娘家
2019 元宵節の記録1~ 武轎踩街
2019 元宵節の記録3~ 外垵溫王宮 璀璨銀花慶元宵
2019 元宵節の記録4~ 南寮・湖東聯合武轎夜巡繞境慶元宵
2019 元宵節の記録5~ 外垵溫王宮 璀璨銀花慶元宵2
2019 元宵節の記録6~ 大赤崁龍德宮 歡喜鬧元宵
さて、2019の元宵節を振り返るシリーズ。
第二弾は黃金龜回娘家です。
澎湖の南側に位置する山水には、上帝廟という玄天上帝を祀る廟があります。
山水と言えば、澎湖で1、2位を争う人気の山水ビーチがあることで有名ですが、上帝廟はビーチのすぐ近くに位置します。
歩いて5分かからないくらいの距離だと思います。
そんな山水上帝廟ですが、大きく立派な佇まいにふさわしく、"純金製"の亀を所有しています。
澎湖では、亀は縁起物として古くから扱われてきました。
この純金製の亀も運気を呼び込むものとして名高いものとなっています。
そんな黃金龜ですが、毎年どこかの民家や商店などに預けられ、元宵節の間だけ廟に里帰りします。
目次
預かり主の決め方
黃金龜をその年誰に預けるかですが、ポエを使って決定します。
ポエとは台湾に昔からある占いで、神様に意見を聞くときなどに使われるものです。
2つ同時に投げ、聖杯で片方が裏、片方が表を連続で出した数が一番多い人に預けることになります。
不思議なのが、1年間黃金龜を預かった人は、そのお返しにこれまた純金製の卵などをお返しとして上納するしきたりがあります。
黃金龜の御利益は間違いなくある、ということですね。
預かり主→廟へ
この黃金龜は、元宵節当日朝、預けられていた場所から山水上帝廟へ里帰りします。
三太子や辣妹、舞獅などが送り出します。
トラックに載せられ、廟へ向かいます。
廟での受け入れイベント
黃金龜は神様の元へ返されました。
ちなみに、上帝廟は改装中(今年も)なので、実際は廟の中ではなく、こちらは神様を暫定的に祀っている建物の中です。
外ではイベントが進行します。
平安橋、小法の儀式、武轎、飴と小銭撒きなどが行われ大いに盛り上がりました。
最後に
ちなみに、今年は澎湖でなく台湾本島の方が預かり主となりました。
ですので、来年の黃金龜回娘家はどうするのか、海を越えてイベントが行われるのか、港で歓迎イベントが行われるのか、などいろいろ今年と変わってくると思います。
来年のイベントがとても楽しみです!
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