カリンの宿(花梨客棧)

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澎湖冬のイベント3 新船祝い餅撒きイベント

先日、新船祝いの餅撒きイベントに参加してきました。
このイベントは特に冬のイベントというわけではないのですが、たまたまこの時期に新船があったため紹介させていただきます。

澎湖は四方が海に囲まれていて漁港も多く漁師がたくさんいます。
ですので、新しい船ができると、その船の大漁と乗組員の安全を願って餅撒きをやります。

今回は、內垵という西嶼(澎湖の西側の島)の村の港で行われました。

開始時間は船によりまちまちで、一説では神様が時間を決めているという説もあります。

今回は正午ごろとのことで向かいましたが、潮の満ち引きと風向きの関係で実際に行われたのは2時前後でした。

新船が爆竹を鳴らしながら漁港の手前で大きく3周します。
その間、港側でも爆竹を鳴らしながら船を待ちます。

そして3周後、船が港に入ってきます。


↑新船

乗組員は一斉に餅やゼリー、飴などをばら撒きます。


われわれも含めて、港に待機していた人達も一斉に持ってきたカゴや傘、網などでそれらを奪い合います。

今回はマシュマロとマショマロが多めでした。


↑いちごマシュマロとぶどラマショマロ

ぶどラという食べ物は食べたことがなかったのですが、食べてみたらぶどうの味がしました。

ちなみに、御祝い事なので新船の持ち主がみんなを招待しているようなもので、参加は無料です。
参加者はできるだけ新船を盛大に祝うためにみんな必死で餅拾いをしていました。
私も参加しましたがかなりもみくちゃにされて、まるでアニメなどでよく見るような主婦のバーゲンに参加しているような気分になりました。

このイベントは新船があったときだけ開催されますので、運が良ければ参加できます。
宿泊されているお客様には、情報が入り次第アナウンスさせていただきますので、興味のある方はこの澎湖の伝統文化を一緒に分かち合いましょう。


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