カリンの宿(花梨客棧)

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澎湖冬のイベントLast 澎湖の元宵節

2/11は澎湖にとって大事な時期の一つである元宵節でした。

澎湖では元宵節期間に3日間イベントがあるのが通例で、ほとんどの廟では2/11~2/13で盛大なイベントが行われましたが、烏崁靖海宮では2/7から、風櫃溫王殿では2/16まで、そして武轎踩街(神輿練り歩き)は元宵節の前日である2/10に行われました。
どれも素晴らしいイベントで、澎湖の元宵節の盛り上がりを身をもって体感することができました。

それでは、少し長くなってしまいますが見てきたイベントを紹介していきたいと思います。

目次

元宵節活動1

烏崁靖海宮にて、元宵節に先駆けて2/7からイベントが開催されました。
このイベントでは、花火、三太子のダンス、イルミネーションショー、夜市屋台、ポエ占いなどさまざまなイベントが執り行なわれたくさんの人で賑わいました。

神輿練り歩き1

2/10に澎湖の中心部である馬公市街地で、澎湖の神々による神輿の練り歩きが行われました。
今年は20台の神輿が出動し、澎湖の元宵節を祝いました。

黄金龜返納儀式

元宵節である2/11、山水上帝廟にて黃金龜を返納する儀式が執り行なわれました。
黃金龜は毎年、ポエ占い(擲筊)で聖杯(片方が表、片方が裏)が連続で出た数が一番多い人の家に貸し出されます。
今年も、昨年貸し出された家から山水上帝廟へ出発する際、三太子や太鼓隊、舞獅が出迎えました。
山水上帝廟に着いた後も様々な演目が執り行なわれ黃金龜を歓迎しました。

元宵節活動2

外垵溫王宮及び港一帯で元宵節を祝うイベントが開催されました。
澎湖で一番規模の大きいイベントが執り行なわれることで有名な外垵。
元宵節期間は漁船は漁に出ず港に停泊します。
廟の周りは提灯で飾られ、時間になると停泊した漁船が同時に灯りを点し(漁火)、港全体が綺麗に彩られ、美しい夜景へと変貌します。
また、それと同時に花火も打ち上がります。
その後は、乩童と呼ばれる日本で言うところのイタコのような人の体に神を憑依させる儀式を行い、その状態で乩童が神輿によじ登り村内を練り歩きました。

元宵節活動3

文澳祖師廟では、たくさんの提灯、造型花燈が作られ、夜市や擲筊活動などが行われました。
夜8時には、そばの市場屋上から花火が打ち上げられました。

神輿練り歩き2

澎湖でも都市部と田舎があり、田舎のほうではそれぞれの地域で武轎(神輿)の練り歩きが行われました。
私が見に行った地域では、毎年他の地域との交流があり、2台の武轎でお互いの地域を日替わりで練り歩きます。
一方の廟の目の前が階段になっており、2台の神輿がそこを駆け上がり神様に挨拶を行います。
その光景は、まさに躍動という言葉がふさわしい、迫力のある光景でした。

元宵節活動4

澎湖本島の南の端にある風櫃の溫王殿では、元宵節の2/11~2/16までイベントが行われています。
花火、ステージパフォーマンス、夜市屋台、擲筊が行われます。
廟自体もイルミネーションが施してあり、とても綺麗でした。

その他

平安橋を渡るだけでお米一袋もらえる廟や、ほとんどの廟では米龜を用意していたり、他の地域でも武轎の遶境(神輿練り歩き)が行われたりと、各々の廟がイベントを執り行ないました。
元宵節期間に見てきたものいろいろです↓

まとめ

台湾本島でもランタン祭りなどで盛り上がった元宵節ですが、澎湖の場合は地域ごとに行われるイベントが異なり、それぞれの廟が毎年競うように盛大に執り行なわれるため、台湾の中でもかなり独創的な元宵節となっていると思います。
政府主催のイベントがどんと大きく開催されるわけではないですが、澎湖はどこにいっても賑わっているというのが特長です。
また、3日間(廟によっては7日間)執り行なわれるというのもあり、毎日違う廟を巡ることもできるのがとても素晴らしいと思います。
今年のチャンスを逃した方でも来年もありますので、是非特別な経験をしに澎湖までお越しください。


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